健康用語WEB事典

銅(copper, Cu)

ヘモグロビンの結合やチロシナーゼの生成に必要なミネラル。体内に含まれる銅は70〜150mg。

主に小腸十二指腸から吸収され、セルロプラスミンによって各臓器に運ばれる。体内の銅の約半数が筋肉に、約1割が肝臓に存在する。その他には心臓などに存在する。*1

不足すると赤血球が小さくなり貧血を起こしたり、の脱色や縮れを起こす。

アドレナリンなどのカテコールアミン代謝する酵素の構成要素として重要。遺伝的に欠乏を起こすメンケス病、過剰障害を起こすウィルソン病が知られている。*2

銅の食事摂取推奨量*3

年齢(歳)性別ごとの推奨量(mg/日)
男性女性
1~20.30.3
3~50.40.4
6~70.50.5
8~90.60.5
10~110.70.7
12~140.80.8
15~171.00.8
18~290.90.8
30~491.00.8
50~690.90.8
70~0.90.7

銅を多く含む食品

  • 豆・ナッツ類
  • ごま
  • グリーンピース
  • 海老
  • 飯蛸
  • レバー
*1西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt
*2文部科学省 無機質: http://fooddb.mext.go.jp/nutman/nutman_04.html
*3日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html

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このページの最終更新日時: 2019-03-04 (月) 08:22:35