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飛沫の水分が蒸発して小さく(直径4μm以下)なったもの。
飛沫に含まれていた病原体が長く空気中に漂うようになる。
気管支や肺胞に付着して感染(空気感染)を引き起こす。
関連する用語
空気感染の一種。病原体を含んだ小さな飛沫の水分が蒸発などによって乾燥して空気中に長期間浮遊する5μm以下の微粒子(飛沫核)となったものを吸入することで感染する経路。飛沫核感染を起こす感染症としては、麻疹や水痘、結核が代表的。密閉された空間などでは、インフルエンザウイルスやコロナウイルスでも空気感染の可能性が示唆されている。
咳やくしゃみによって空気中に飛ぶ、水分を多く含んだ直径5μm以上の粒子。重いので空気中に浮遊はせず、飛距離は1〜2m程度。感染症にかかっている場合、飛沫にはその病原体が含まれるため、他者の鼻や喉の粘膜に付着すると感染が広がる(飛沫感染)。飛沫の水分が蒸発し、小さくなったものを飛沫核と呼ぶ。飛沫は無風状態の室内ではすぐに落下しますが、飛沫核は長時間空気中に浮遊します。また、飛沫は吸い込まれても気道粘膜上皮の線毛運動により排除されることが多いですが、飛沫核は非常に小さいため肺の奥…
病気の原因となる微生物やウイルスの総称。-細菌(病原菌)-真菌-寄生虫--原虫--蠕虫-ウイルス
長さ1〜5μm、幅0.3〜0.6μmの細長い棒状の菌(桿菌)。抗酸菌の一種。結核を引き起こす原因となる。飛沫核でも生きることができるため、空気感染する場合がある。感染して一年以内の発症率は2〜4%で、90%の人は生涯発症しない。マクロファージに貪食されても、リソソームとファゴソームの融合(食胞の成熟)を阻害して生き残る場合がある。リンパ液の流れに乗って全身のリンパ節に広がる。
肺を構成する部位のひとつ。呼吸で取り込んだ気体中の酸素を毛細血管に取り込み、同時に体内の二酸化炭素を血液から取り出して呼気として排出する。気管支の末端部分(呼吸細気管支や肺胞管、肺胞嚢の壁)に存在する。新生児には4500万個の肺胞があり、12歳頃までに2億~3億個に増加する。
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