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*多発性骨髄腫(multiple myeloma) [#a0382e57] [[B細胞]]の最終[[分化]]段階である[[形質細胞]]の[[悪性腫瘍]]。全身の[[骨]]を侵食する。40歳以後(特に60~70歳)に多く発症するとされる。((順天堂大学医学部附属浦安病院 多発性骨髄腫(multiple myeloma : MM) : http://www.hosp-urayasu.juntendo.ac.jp/library/medicalcare/internal_medicine2/hematology/deta/disease_case06_2014.pdf)) >[[多発性骨髄腫]]は[[骨髄]]の中にある[[形質細胞]]が[[腫瘍]]になったものだ。... [[悪性リンパ腫]]とは違い、発見された時点ではすでに[[骨髄]]のあちらこちらで病気が広がっている。[[骨髄]]の中で[[腫瘍]]をつくるので、[[骨]]の[[エックス線]]写真を撮影すると、[[骨]]にボコボコと孔のあいている様子がわかる。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) 異常な[[形質細胞]]([[骨髄腫細胞]])が[[骨髄]]の[[細胞]]の10%を超え、[[M蛋白]]が3g以上あれば[[多発性骨髄腫]]と診断される。((多発性骨髄腫 - 金沢医科大学病院 - Kanazawa Medical University Hospital -: http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/post-40.html)) また[[血液]]中の[[免疫グロブリン]]の値が異常に増加する。異常な[[免疫グロブリン]]が増加し、正常な[[免疫グロブリン]]は産生されにくくなるため[[液性免疫]]が弱まり[[肺炎]]や[[敗血症]]などの[[感染症]]にかかりやすくなる。((藤田保健衛生大学 第一病理学教室 形質細胞-君はいったい何者だ-: http://www.fujita-hu.ac.jp/~kimigaai/essay/keisitsusaibou.html)) [[貧血]]や[[腎臓]]の障害、[[脂質異常症]]などを併発する場合がある。また、[[骨]]がもろくなるため[[骨折]]も起こりやすくなる。 治療には[[抗がん剤]]や[[造血幹細胞]]の[[移植]]、[[サリドマイド]]や[[レナリドミド]]などが有効とされる。 [[レナリドミド]]の長期使用によって生じる治療抵抗性は臨床的問題となっており、[[レナリドミド]]抵抗性のメカニズムとして[[セレブロン]]の[[発現]]低下や[[遺伝子]][[変異]]が報告されている。((治療抵抗性多発性骨髄腫細胞が分泌する細胞外小胞によって薬剤感受性株が薬剤耐性を獲得することを発見-長期使用すると薬が効かなくなる仕組みの1つを解明-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/5/23/28-124020/)) [[多発性骨髄腫]][[細胞]]から[[分泌]]される[[細胞外小胞]]が抵抗性を引き起こすことが報告されている。 &tag(多発性骨髄腫,B細胞,免疫,骨髄,悪性腫瘍);
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*多発性骨髄腫(multiple myeloma) [#a0382e57] [[B細胞]]の最終[[分化]]段階である[[形質細胞]]の[[悪性腫瘍]]。全身の[[骨]]を侵食する。40歳以後(特に60~70歳)に多く発症するとされる。((順天堂大学医学部附属浦安病院 多発性骨髄腫(multiple myeloma : MM) : http://www.hosp-urayasu.juntendo.ac.jp/library/medicalcare/internal_medicine2/hematology/deta/disease_case06_2014.pdf)) >[[多発性骨髄腫]]は[[骨髄]]の中にある[[形質細胞]]が[[腫瘍]]になったものだ。... [[悪性リンパ腫]]とは違い、発見された時点ではすでに[[骨髄]]のあちらこちらで病気が広がっている。[[骨髄]]の中で[[腫瘍]]をつくるので、[[骨]]の[[エックス線]]写真を撮影すると、[[骨]]にボコボコと孔のあいている様子がわかる。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) 異常な[[形質細胞]]([[骨髄腫細胞]])が[[骨髄]]の[[細胞]]の10%を超え、[[M蛋白]]が3g以上あれば[[多発性骨髄腫]]と診断される。((多発性骨髄腫 - 金沢医科大学病院 - Kanazawa Medical University Hospital -: http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/post-40.html)) また[[血液]]中の[[免疫グロブリン]]の値が異常に増加する。異常な[[免疫グロブリン]]が増加し、正常な[[免疫グロブリン]]は産生されにくくなるため[[液性免疫]]が弱まり[[肺炎]]や[[敗血症]]などの[[感染症]]にかかりやすくなる。((藤田保健衛生大学 第一病理学教室 形質細胞-君はいったい何者だ-: http://www.fujita-hu.ac.jp/~kimigaai/essay/keisitsusaibou.html)) [[貧血]]や[[腎臓]]の障害、[[脂質異常症]]などを併発する場合がある。また、[[骨]]がもろくなるため[[骨折]]も起こりやすくなる。 治療には[[抗がん剤]]や[[造血幹細胞]]の[[移植]]、[[サリドマイド]]や[[レナリドミド]]などが有効とされる。 [[レナリドミド]]の長期使用によって生じる治療抵抗性は臨床的問題となっており、[[レナリドミド]]抵抗性のメカニズムとして[[セレブロン]]の[[発現]]低下や[[遺伝子]][[変異]]が報告されている。((治療抵抗性多発性骨髄腫細胞が分泌する細胞外小胞によって薬剤感受性株が薬剤耐性を獲得することを発見-長期使用すると薬が効かなくなる仕組みの1つを解明-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/5/23/28-124020/)) [[多発性骨髄腫]][[細胞]]から[[分泌]]される[[細胞外小胞]]が抵抗性を引き起こすことが報告されている。 &tag(多発性骨髄腫,B細胞,免疫,骨髄,悪性腫瘍);
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