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HEALTH WORDS / 用語解説

投影ニューロン

Projection neuron

投影ニューロンとは、ある脳の領域(局所回路)から別の領域へ長い軸索を伸ばし、遠隔の神経細胞へ神経信号を伝達する神経細胞の総称である。1

中枢神経系において、神経回路は局所回路を形成して情報を処理する介在ニューロンと、異なる脳領域間を接続する投影ニューロンに大別される。1

投影ニューロンは多くの場合、興奮性ニューロンであり、主な神経伝達物質としてグルタミン酸などを用いて下流の標的領域を活性化する性質を持つことが多い。1

例えば、大脳皮質の第V層に存在する錐体細胞は代表的な投影ニューロンであり、その長い軸索は大脳基底核や脳幹、脊髄といった遠隔部位へと到達して運動制御などの情報伝達を担っている。2

また、海馬の錐体細胞や小脳のプルキンエ細胞なども、それぞれ特定の脳領域へ軸索を投射する重要な投影ニューロンとして機能している。1

このように、投影ニューロンは脳内の離れた領域同士をネットワークで結びつけ、感覚情報の統合や運動出力、認知機能など、多様な高次脳機能を実現するための基盤となる構造を提供している。1

参考文献・出典

  1. 脳科学辞典: https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E6%8A%95%E5%BD%B1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
  2. 脳科学辞典: https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E9%8C%90%E4%BD%93%E7%B4%B0%E8%83%9E ↩