HEALTH WORDS / 用語解説
NCX3
Sodium-calcium exchanger 3
NCX3とは、細胞質内からカルシウムイオンを細胞外へ排出し、代わりにナトリウムイオンを細胞内へ流入させるトランスポーターであるナトリウム・カルシウム交換体ファミリーのアイソフォームの一つである。1
NCX3は、主に中枢神経系や骨格筋などの組織において高い発現量を示すことが知られている。1
神経細胞においては、興奮毒性や虚血などの病態生理学的な条件下で細胞内のカルシウムイオン濃度を調節し、細胞死を防ぐための重要な神経保護的役割を果たしていると考えられている。2
ヒトにおいてNCX3をコードする遺伝子はSLC8A3であり、染色体上の特定の領域に位置している。1
このタンパク質の機能異常や発現変動は、脳虚血や脳卒中などの虚血性疾患、さらには筋ジストロフィーをはじめとする筋疾患との関連性が研究されている。3
参考文献・出典
- NCX3 (SLC8A3) variants: functional and clinical aspects: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3594896/ ↩1 ↩2 ↩3
- Sodium/calcium exchanger 3 is a new member of neuronal proteins involved in protection against amyloid beta-peptide toxicity: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16914539/ ↩
- NCX3 in brain ischemia and other neurological diseases: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23101344/ ↩