HEALTH WORDS / 用語解説
カルシウムウェーブ
calcium wave
細胞質中の局所で生じたカルシウムシグナルが波状に広がり細胞全体へと伝播する現象。1
刺激を加えない心筋細胞で自然発生的にカルシウムウェーブが発生することがある。2
がん化の超初期段階において、変異細胞が正常細胞層から排除される際に、周囲の正常細胞に向かって同心円状にカルシウムウェーブを発しており、これを受けた正常細胞が変異細胞に向かって押し寄せるように動くことによって変異細胞の排除を促進していることが確認されている。3
参考文献・出典
- 細胞内の高濃度カルシウムイオンをとらえるセンサーを開発 ミトコンドリア・小胞体内カルシウムシグナルの可視化: http://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/admin/release_20140616.pdf ↩
- 東邦大学 薬学部薬物学教室 心筋 バーチャルラボラトリ 心筋細胞内カルシウムイオンの高速イメージング: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/shinkin/ion/ion-3-3.html ↩
- 新着情報: がん細胞排除の過程で生じるカルシウムウェーブの存在を世界で初めて発見~「世界初のがん予防薬」の開発に期待~(遺伝子病制御研究所 教授 藤田恭之): https://www.hokudai.ac.jp/news/2020/01/post-621.html ↩