HEALTH WORDS / 用語解説
クォーク
クォークとは、物質を構成する最も基本的な素粒子の一つであり、強い相互作用をするハドロンを構成するフェルミ粒子である。1
クォークは物質の最小単位の一つとして現代の素粒子物理学において極めて重要な位置を占めている。2
自然界に存在する通常の物質は、主に電子と、クォークが結びついてできた陽子や中性子などの複合粒子によって成り立っている。3
クォークには、アップ型とダウン型と呼ばれる基本的な性質の違いがあり、それぞれ異なる特徴を持っている。1
素粒子物理学の標準理論において、クォークはアップ、ダウン、チャーム、ストレンジ、トップ、ボトムという6種類の「フレーバー」に分類されている。2
これらのクォークはそれぞれ異なる質量や電荷を持っており、宇宙の成り立ちや物質の多様性を理解する上で欠かせない構成要素となっている。2
日常的な環境において、クォークが単体で存在することはなく、常に強い力によって他のクォークと結びついた状態で存在している。3
このようにクォーク同士が激しく結合し合う現象の背後には、量子色力学と呼ばれる理論が深く関わっている。1
クォークの研究は、宇宙初期の極限状態を再現する加速器を用いた実験などを通じて、現代でも世界中の研究機関で盛んに行われている。2
参考文献・出典
- 国立研究開発法人 科学技術振興機関(JST): https://www.jst.go.jp/pr/info/info1265/index.html ↩1 ↩2 ↩3
- 高エネルギー加速器研究機構(KEK): https://www.kek.jp/ja/learning/basic-physics/ ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
- 日本原子力研究開発機構(JAEA): https://www.jaea.go.jp/02/press2020/press200319/ ↩1 ↩2