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HEALTH WORDS / 用語解説

メッセンジャー

messenger

メッセンジャーとは、細胞間や細胞内において情報伝達を担う様々な分子の総称である。1

生物学や医学の分野において、情報伝達は生体の恒常性を維持するために不可欠なプロセスであり、その中でメッセンジャーは特定の受容体に結合したりシグナル伝達経路を介して情報を伝達する役割を果たしている。1

代表的な例として遺伝情報の伝達を担うメッセンジャーRNA(mRNA)が挙げられる。 メッセンジャーRNAは、DNAが持つ遺伝情報を転写によって受け取り、細胞質内のリボソームへ運ぶことでタンパク質の合成、すなわち翻訳の鋳型として機能する核酸の一種である。2

また、内分泌系や神経系においては、ホルモンや神経伝達物質などの生理活性物質が化学的なメッセンジャーとして働き、離れた器官や細胞へシグナルを送ることで生体反応を調節している。 このように、メッセンジャーという用語は遺伝子発現から細胞間コミュニケーションに至るまで、生命科学の幅広い階層において情報伝達の担い手を指す言葉として用いられている。1

参考文献・出典

  1. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200906069903932824 ↩1 ↩2 ↩3
  2. 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_qa_00007.html ↩