HEALTH WORDS / 用語解説
動原体
kinetochore
細胞分裂(M期)で紡錘体が結合する、染色体のセントロメアに現れる特殊な構造。キネトコアとも。1
紡錘糸が結合するために、セントロメア上(染色体のくびれ付近)に形成されるタンパク質複合体構造のこと。現在、100種類程度のタンパク質で構造が形成されると考えられている。キネトコアの機能不全によって、染色体分配が正常に起きなくなり、染色体異常が生じる。2
植物や線虫、蚕などの一部の生物には、セントロメアではなく染色体の横に出来た溝に沿って動原体が存在する。これは分散型動原体と呼ばれる。3
参考文献・出典
- 染色体分配に必須なセントロメア 深川竜郎 遺伝学電子博物館: https://www.nig.ac.jp/museum/genetic/08_j.html ↩
- 定説を覆す!染色体の分配のしくみに、鍵となる新たな分子の働きを発見 — リソウ: https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2018/20181113_1 ↩
- 岡山大学 資源植物科学研究所 変わり者〜分散型動原体〜/はじめての染色体: http://www.rib.okayama-u.ac.jp/nucleus/hajimete/1-8.html ↩