HEALTH WORDS / 用語解説
小脳鎌
falx cerebelli
小脳鎌は、頭蓋腔内を区切る硬膜の[[脳硬膜]]隔壁の一部として発達している。1
上方では小脳テントの下面の後部から正中線に沿って立ち下がり、下方へ向かって大後頭孔の後縁へと向かう。2
小脳鎌の前方縁は遊離縁となっており、小脳の虫部の後面を覆うように位置している。1
この硬膜のひだの中には、静脈洞の一つである後頭静脈洞が走行することが多く、頭蓋内の静脈血の還流経路において一定の役割を果たしている。2
人間の解剖学的構造においては、大脳鎌や小脳テントに比べて小さく薄い構造物であり、個人差によってその発達度合いや形態には多様性が認められる。1
画像診断や脳神経外科の領域においては、後頭蓋窩における手術や腫瘍などの病変の広がりを評価する際の解剖学的な指標の一つとして重要視されることがある。2
参考文献・出典
- 解剖学ウェブ: https://www.anatomynetcatalog.com/ ↩1 ↩2 ↩3
- 日本人体解剖学 上巻: https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524220557/ ↩1 ↩2 ↩3