HEALTH WORDS / 用語解説
TAP
transporter associated with antigen processing
ATPによって働くペプチド輸送体。TAP-1とTAP-2からなるヘテロ二量体。古典的クラスⅠ分子による抗原提示において、プロテアソームによって産生されたペプチド断片を小胞体内へ輸送するタンパク質。12
プロテアソームによって限定分解されてできたペプチドはHSP70などのシャペロンにより小胞体に輸送された後、TAPによって小胞体の内腔へと導かれる。ATP依存性にペプチドを輸送する。3
MHCクラスⅠ分子に結合しやすい7〜13個のアミノ酸からなるペプチドを効率よく輸送する。TAPの遺伝子が欠損すると、MHCクラスⅠ分子の細胞表面への発現が非常に悪くなる。
参考文献・出典
- 特集:生体防御メカニズムの分子基盤 非古典的MHCクラスI分子の構造と機能 梶川瑞穂 笠原正典: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/11/81-03-07.pdf ↩
- KAKEN — 研究課題をさがす | 小胞体膜におけるペプチド輸送マシーナリーの構造生物学 (KAKENHI-PROJECT-13033027): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-13033027/ ↩
- 熊本大学大学院生命科学研究部・教育部 蛋白質・核酸・酵素 T細胞に抗原を認識させる主要組織適合抗原の構造と機能: http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/immunoge/frame/PNE.pdf ↩