ホームMHCクラスⅠ分子

HEALTH WORDS / 用語解説

MHCクラスⅠ分子

16

このページの目次
  1. ヒトのMHC(HLA)の種類

MHCのひとつ。構造としてはα鎖とβ2-マイクログロブリンが非共有結合により会合した分子。キラーT細胞がこれに挟み込まれたエピトープを認識し、それを出してる細胞を破壊する。MHCクラスⅠ分子が認識するペプチドの多くは9個のアミノ酸からなる。1

基本的に全ての有核細胞と血小板に発現する膜タンパク質であり、細胞質でプロテアソームによって産生されたペプチド断片をキラーT細胞に提示する。MHCクラスⅠ分子による抗原提示は、ウイルスに感染したりがん化したりすることで異常なタンパク質を産生するようになった細胞を除去する上で重要。2

細胞外から取り込んだ抗原と細胞内のタンパク質(自己のタンパク質やウイルス)を提示する役割を持つ。3

古典的クラスⅠ分子(クラスIa分子)と非古典的クラスⅠ分子(クラスIb分子)に分けられる。2

ヒトのMHC(HLA)の種類4

参考文献・出典

  1. 熊本大学大学院生命科学研究部・教育部 蛋白質・核酸・酵素 T細胞に抗原を認識させる主要組織適合抗原の構造と機能: http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/immunoge/frame/PNE.pdf ↩
  2. 特集:生体防御メカニズムの分子基盤 非古典的MHCクラスI分子の構造と機能 梶川瑞穂 笠原正典: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/11/81-03-07.pdf ↩1 ↩2
  3. 技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25 ↩
  4. 簡単免疫学講座 13.MHCのタイプ|滋賀医科大学|病理学講座|疾患制御病理学部門: http://www.shiga-med.ac.jp/~hqpatho2/lecture/immunology/lecture_13.html ↩