HEALTH WORDS / 用語解説
アルマジロリピート
Armadillo repeat
アルマジロリピートとは、約42個のアミノ酸残基からなるタンパク質のモチーフであり、通常は複数のリピートが直列に連続して超二次構造を形成する配列単位である。1
このモチーフは、ショウジョウバエの遺伝子であるarmadillo(哺乳類のβカテニンのホモログ)において初めて発見され、その名が付けられた。2
アルマジロリピート構造は、個々のリピートがそれぞれ3本のアルファヘリックスから構成されており、これらが組み合わさることで全体として広く湾曲したソレノイド構造を作り出す特徴を持つ。1
直列に並んだ複数のアルマジロリピートは、平坦な表面を持つ大きな結合面を提供するため、多様なタンパク質や核酸などの生体高分子との特異的な相互作用において足場として機能する。2
細胞内においては、βカテニンやカドヘリンとの結合を介して細胞間の接着に関与するほか、Wntシグナル伝達経路などの重要な細胞内シグナル伝達においてタンパク質間相互作用を仲介する重要な役割を果たしている。2
参考文献・出典
- プロテイン・データベース・ジャパン: https://pdbj.org/mine/summary/3uxg ↩1 ↩2
- J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907026574719269 ↩1 ↩2 ↩3