HEALTH WORDS / 用語解説
インプラント義歯
インプラント義歯とは、あごの骨に埋入したインプラントを土台として利用し、人工歯や義歯を固定する歯科治療およびその装置の総称である。1
従来の総義歯や部分床義歯と比較して、インプラントによってしっかりと骨に固定されるため、咀嚼時の安定性が高いという特徴を持つ。1
失うこととなった歯の補綴方法の一つであり、顎堤の状態や残存歯の状況、患者の全身疾患の有無などを総合的に診断した上で適応が検討される。2
インプラント義歯は、外科手術によって顎骨にインプラント体を埋入する一次手術と、骨との結合(オッセオインテグレーション)を待ったのちにアバットメントや上部構造を装着する二次手術などのステップを経て完成する。1
固定性のインプラント義歯の場合、患者自身が取り外すことはできず、歯科医師による定期的なメンテナンスが必要となる。1
一方で、マグネットやバー、ロケーターなどのアタッチメントを用いた可撤性のインプラント義歯(インプラントオーバーデンチャー)もあり、これらは患者自身で取り外して清掃することが可能である。2
可撤性義歯特有の動揺や痛みを軽減させ、QOL(生活の質)の向上に寄与することが期待されているが、口腔衛生状態が不良な場合にはインプラント周囲炎を引き起こすリスクがあるため、毎日の入念なブラッシングや歯間ブラシを用いたプラークコントロールが極めて重要である。1
参考文献・出典
- e-ヘルスネット(厚生労働省): https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-004.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
- 厚生労働省 歯科診療報酬点数表等: https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/00109312.pdf ↩1 ↩2