HEALTH WORDS / 用語解説
ファビピラビル
favipiravir
RNAウイルスに対する抗ウイルス薬。RNAポリメラーゼの阻害剤。富山化学工業によって開発され、開発コードはT-705。商品名はアビガン。12
元々はインフルエンザウイルスに対する薬として開発されたが、エボラウイルスやノロウイルスに対する効果も確認されている。また、重症熱性血小板減少症候群ウイルスに対する効果が示唆されている。3
通常、私たちは転写のときにDNAを鋳型にして相補的なmRNAを合成しています。「RNA依存性」とは「RNAを鋳型にする」という意味で、「RNAポリメラーゼ」は「鋳型と相補的なRNAを合成する酵素」のことです。ファビピラビルは、それの阻害剤(働きを邪魔する薬)なのです。4
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)に対して使用される場合がある。中国科学技術省はSARS-CoV-2に対して有効性を確認したと報告している。56
参考文献・出典
- 技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25) ↩
- アビガン錠200mg: http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/625004XF1022_2_02/ ↩
- 重症熱性血小板減少症候群の治療に関する臨床研究を開始します | 愛媛大学: https://www.ehime-u.ac.jp/post-18147/ ↩
- PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5) ↩
- 令和2年2月23日 新型コロナウイルス感染症対策本部(第12回) | 令和2年 | 総理の一日 | ニュース | 首相官邸ホームページ: https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202002/23corona.html ↩
- インフル薬「アビガン」有効性確認 新型コロナ治療、後発薬量産へ―中国:時事ドットコム: https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031701202&g=int ↩