HEALTH WORDS / 用語解説
ロメフロキサシン
Lomefloxacin
本剤は主にDNAジャラーゼおよびトポイソメラーゼIVという酵素の働きを阻害することにより、細菌のDNA合成を抑制し、細胞死を誘導する機序を持つ。1
フルオロキノロン系抗菌薬の共通の特徴として、グラム陰性菌およびグラム陽性菌の一部に対して優れた抗菌スペクトルを有しており、呼吸器感染症や尿路感染症などの細菌感染症の治療に用いられてきた歴史がある。2
化学構造上の特徴として、分子内にフッ素原子やメチル基などが導入されており、これにより組織移行性や生体利用率の向上が図られている。1
体内での動態としては、経口投与されたのちに消化管から速やかに吸収され、体内の各組織や体液へ移行する性質を持つ。2
臨床における使用に際しては、他のキノロン系抗菌薬と同様に、光線過敏症などの副作用に注意が必要であるとされている。2
また、薬剤耐性菌の出現を防ぎ、医薬品適正使用を推進する観点から、感受性を確認した上で適切な期間と用量で使用することが重要視されている。1
参考文献・出典
- KEGG DRUG: https://www.kegg.jp/entry/D00398 ↩1 ↩2 ↩3
- 医薬品インタビューフォーム: https://www.info.pmda.go.jp/go/interview/2/670054_6241003F1022_2_F.pdf ↩1 ↩2 ↩3