HEALTH WORDS / 用語解説
内診
Pelvic examination
内診とは、女性の骨盤内にある子宮や卵巣などの生殖器の状態を評価するために行われる身体診察の手法の一つである。1
通常産婦人科の外来診療において実施され、医師が手指を膣内および直腸側に挿入し、もう一方の手で下腹部(腹壁)を押さえて触診を行う双合診や直腸診などを組み合わせて行われる。2
内診によって、子宮の大きさ、硬さ、位置、可動性や、卵巣の腫大、骨盤腹膜炎などの炎症に伴う圧痛の有無を総合的に確認することができる。3
妊娠の初期診断においても有用であり、子宮頚部の軟化や子宮体部の腫大といった変化を捉えるために重要な検査として位置づけられている。1
近年の画像診断機器の発展に伴い、超音波検査(エコー検査)などが併用されることが多いが、手指の触覚を通じて得られる情報は骨盤内の微細な病変や組織の硬度を評価する上で現在でも重要な意義を持っている。2
診察時には患者の心理的負担や身体的苦痛を伴うことがあるため、医師や看護師などの医療従事者は、検査の目的や手順について事前に十分な説明を行い、プライバシーに配慮した環境で実施することが求められる。3