HEALTH WORDS / 用語解説
外肛門括約筋
External anal sphincter
外肛門括約筋とは、肛門の周囲を取り囲み、随意的に排便をコントロールする横紋筋性の括約筋である。12
外肛門括約筋は、骨盤底筋群の一部を構成しており、内肛門括約筋の外側および下方に位置している。12
この筋肉は横紋筋であり、私たちの意思によって収縮させたり弛緩させたりすることができる随意筋としての特徴を持つ。12
日常生活において、直腸に便が溜まった際に排便を我慢する機能や、ガスや便が意図せず漏出することを防ぐ禁制(continent)の維持において極めて重要な役割を果たしている。34
神経支配に関しては、主に陰部神経(Pudendal nerve)の枝によって支配されており、大脳からの意思や反射的な神経回路を介してその緊張状態が精密に調整されている。41
組織学的な構造として、外肛門括約筋はいくつかの層や部分に細分化して観察されることがあり、皮下部、浅部、深部の各層に分けられることがある。23
加齢や分娩時の損傷、あるいは外傷や手術などによって外肛門括約筋の機能が低下または破綻した場合、便失禁などの症状を引き起こす原因となる。34
参考文献・出典
- 解剖学用語:日本解剖学会: https://www.AnatomicalTerminogy.net/ja/p144.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
- 日本人体解剖学(上巻): https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524228393/ ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
- 南山堂 医学大辞典: https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524231799/ ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
- 標準生理学: https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/33150 ↩1 ↩2 ↩3