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HEALTH WORDS / 用語解説

扁平上皮化細胞

Squamous metaplasia cell

扁平上皮化細胞とは、本来は円柱上皮などで覆われている生体内の組織や粘管の一部が、何らかの持続的な炎症や刺激に対する防御反応として、扁平な細胞へと化生(分化の方向が変化すること)したものを指す。1

この現象は化生と呼ばれ、子宮頸部などの部位において生理的あるいは病理的な過程として観察されることがある。2

生体はウイルス感染や物理的・化学的な刺激を受けると、その環境に適応するために上皮組織の性格を変化させることが知られている。1

例えば子宮頸部の異形成や癌化のプロセスを評価する細胞診などの検査において、扁平上皮化の過程にある細胞が検出されることがある。2

このような細胞の変化は、必ずしも悪性の腫瘍を意味するものではなく、多くは炎症の治癒過程や生体の防御反応の一環として生じる良性の変化である。1

しかしながら、臨床的な診断においては、類似した形態を示す前がん病変や悪性腫瘍との鑑別が極めて重要となるため、専門的な病理組織学的あるいは細胞診的な精査が行われる。2

参考文献・出典

  1. 国立がん研究センター 希少がんセンター: https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/cervical_cancer/index.html ↩1 ↩2 ↩3
  2. 日本病理学会: https://jsp.pathology.or.jp/glossary/kanji/ka/kasei.html ↩1 ↩2 ↩3