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HEALTH WORDS / 用語解説

淡水域

Freshwater environment

淡水域とは、塩分濃度が極めて低い、またはほとんど含まれない水環境の総称であり、主に河流や湖沼などの内水面を指す。1 地球上の水の総量のうち、淡水が占める割合はごくわずかであり、その大部分は氷河や地下水として存在しているため、地表に現れた河川や湖沼などの淡水域は非常に限られた空間である。2

淡水域は、その水の流れの有無や動態によって、大きく流水域と止水域に大別される。 流水域は河川などのように常に水が移動している環境であり、水中の溶存酸素が豊富で、流れに適応した底生生物や魚類が生息している。1 一方、止水域は湖沼や池、湿原などのように水の流れが緩やかあるいは停滞している環境であり、水深や光合成が行われる深度に応じて生態系の層構造が発達する特徴を持つ。2

淡水域の生物多様性は非常に高く、多様な水生植物、底生動物、魚類、両生類などが複雑な食物連鎖を形成している。 しかし、陸上に位置し人間活動の圏内にあることが多いため、水質汚濁やダム建設などの環境改変、外来種の侵入といった様々な環境問題の影響を強く受ける生態系でもある。1 そのため、淡水域の保全生態学的な管理や水質のモニタリングは、地球環境保全および持続可能な水資源の利用において極めて重要な課題となっている。2

参考文献・出典

  1. 環境省生物多様性センター: https://www.biodic.go.jp/reports/2nd/rdb/rdb_fuku.html ↩1 ↩2 ↩3
  2. 国立環境研究所: https://www.nies.go.jp/whatis/freshwater.html ↩1 ↩2 ↩3