HEALTH WORDS / 用語解説
胸骨甲状筋
Sternothyroid muscle
胸骨甲状筋とは、ヒトの頸部にある筋の一つであり、舌骨下筋群を構成する筋肉である。1
この筋肉は、胸骨の柄の裏面および第1肋軟骨から起始し、上方へ向かって走行しながら甲状軟骨の外面にある斜線に停止する。2
胸骨甲状筋の主な作用は、嚥下運動や発声の際などに喉頭を下方に引き下げることである。甲状軟骨を引き下げることで声帯の緊張状態や声調の調節に関与している。3
神経支配に関しては、頚神経叢からの枝である頚loops(舌下神経を伴う頸神経環)からの支配を受けている。この神経は運動神経として筋の収縮を制御している。2
頸部前面の深層に位置し、胸骨ohyoid筋や肩甲舌骨筋とともに舌骨下筋の一つとして筋膜に包まれながら正中線のやや外側を縦走する構造的特徴を持つ。1
参考文献・出典
- 解剖学用語和英・ラテン英略語一覧: https://www.jstage.jst.go.jp/article/transjsra/22/0/22_0_31/_pdf ↩1 ↩2
- Anatomical Terminology - 日本解剖学会: https://www.jsaweb.jp/common/file/download.ق?c_id=230 ↩1 ↩2
- 標準解剖学: https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/3233 ↩