HEALTH WORDS / 用語解説
補正カルシウム濃度
corrected calcium level
血液中のカルシウムは約40%がアルブミンと結合しており、低アルブミン血症である場合、血液検査では血液中の総カルシウム量も低値であるとみなされる。
しかし、生理作用を持つカルシウムはイオンの形態のみであり、カルシウムイオンの量が正常であれば見かけ上の低カルシウムは問題ではない。
そのため、低アルブミン血症の患者の持つカルシウムイオン量を算出するために、以下の式によって計算される値を補正カルシウム濃度と言う。1
$$補正カルシウム濃度(mg/dL) = 血清カルシウム濃度(mg/dL) - 血清アルブミン濃度(g/dL) + 4$$
一般的な血液検査では総カルシウム値が表示されることが多く、低アルブミン血症を伴う患者さんにおいて、イオン化カルシウムは正常でも見かけ上は低カルシウム血症となります。そこで血清アルブミン値が 4.0g/dL 未満の患者では、補正式によって補正カルシウム濃度を算出します。2
参考文献・出典
- 西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt ↩
- NST 広報係 肝胆膵外科 畠達夫 検査部 三浦悠理子 栄養管理室 佐々木まなみ 田中千尋: https://www.hosp.tohoku.ac.jp/pc/img/tyuuou/calcium.pdf ↩