HEALTH WORDS / 用語解説
頭囲
Head circumference
頭囲とは、頭部の最大の周囲長を指す医学および解剖学における重要な身体計測値の一つである。1
頭囲の計測は、特に乳児や幼児などの小児科領域において、脳の発育状態や頭蓋骨の成長を評価するための簡便かつ非侵襲的な指標として広く用いられている。2
一般的な測定方法としては、眉間の最も突出した部分と、後頭部の最も突き出た部分(後頭結節)を結ぶ水平な周囲長をメジャー(巻尺)を用いて計測する。1
生後間もない新生児期から学童期にかけては、脳室の拡大や頭蓋内の病変による影響を早期に発見するため、母子健康手帳などに記載されている成長曲線(パーセンタイル曲線)を用いて定期的に経時変化を評価することが極めて重要である。2
頭囲の異常値としては、基準範囲と比較して著しく大きい大頭症や、反対に著しく小さい小頭症などが挙げられ、これらは遺伝性疾患、先天異常、脳圧亢進、あるいは代謝異常症などの様々な疾患の兆候となることがある。1