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HEALTH WORDS / 用語解説

2H-ベンゾチアジン

2H-benzothiazine

2H-ベンゾチアジンとは、ベンゼン環とチアジン環が縮合した構造を持つ複素環式化合物の一種であり、その基本骨格や誘導体は様々な医薬品や有機合成化学の中間体として重要な化学構造である。1

この化合物群およびその構造異性体である4H-ベンゾチアジンなどの関連誘導体は、その独特な分子構造に基づく薬理作用を持つことが知られており、特に非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)であるオキシカム系薬剤(メロキシカムやピロキシカムなど)の分子骨格の一部を構成している。1

医化学および創薬化学の分野においては、ベンゾチアジン環の特定の位置に置換基を導入することで、受容体に対する親和性や酵素に対する阻害活性を変化させ、新たな治療薬を開発するためのリード化合物としての研究が進められている。2

また、合成化学的観点からも、硫黄原子と窒素原子を同一の環内に含む複素環としての特徴的な反応性を示し、様々な有機合成反応の基質や試薬としての物性評価がなされている。1

参考文献・出典

  1. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907021799292864 ↩1 ↩2 ↩3
  2. PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30678438/ ↩