ホームHMW

HEALTH WORDS / 用語解説

HMW

High Molecular Weight

HMWとは、日本語で高分子量(高分子量体)を意味し、分子の質量が大きい状態や、そのような分子群を指す医学および生化学用語である。1 2

健康関連の文脈においては、脂質代謝や動脈硬化のリスク評価に関与するアディポネクチンのアイソフォームの一つである「HMWアディポネクチン」を指すことが多い。2 3

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される生理活性物質(アディポカイン)であり、血液中には複数の分子種(マルチマー構造)が存在している。2 3

その中でもHMW体は、糖代謝の改善や抗炎症作用、動脈硬化の抑制といった生体防御的な生理作用において、特に重要な役割を果たしていると考えられている。2 3

臨床検査や疫学調査の領域では、総アディポネクチン量だけでなく、このHMW型の血中濃度を測定することが、メタボリックシンドロームや2型糖尿病、冠動脈疾患などの生活習慣病の発症リスクを評価する上で有用であるとされている。2 3

また、内臓脂肪の蓄積が進むと、血中のHMWアディポネクチン濃度が低下することが知られており、体重管理や運動療法、食事療法といった生活習慣の改善による血中濃度の変化を追跡するための指標としても活用されている。2 3

参考文献・出典

  1. 国立国会図書館インターネット資料収集事業: https://warp.ndl.go.jp/info:ndl/pid/11107567/www.nibiohn.go.jp/eiken/snfw/kanren/kenkou_sa_he.html ↩
  2. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907026774659124 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6
  3. J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター: https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201302213768853034 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5