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HEALTH WORDS / 用語解説

I-BAR

I-BAR

I-BARとは、インスリン依存性糖尿病患者を対象とした網羅的な自己血糖測定に関するデータベースおよび関連する情報システムの名称である。1 糖尿病の治療において、血糖値を適切に管理することは合併症を防ぐ上で極めて重要であり、そのための日々の自己血糖測定データを集約・解析する基盤として構想された。2

I-BARに関連する臨床研究や疫学調査では、患者自身が測定した血糖値やインスリンの投与量、食事療法、運動療法の記録をデジタル化し、医療従事者と共有するためのシステムとしての側面が強調されている。3 これにより、主治医は患者の代謝状態や血糖コントロールの推移を詳細に把握することが可能となり、個別の病態に応じたきめ細やかな治療薬の調整や処方変更を行うことができる。1

また、I-BARに蓄積された匿名化された医療情報は、大規模な臨床試験や安全性評価、さらには医薬品の市販後調査などにも活用されることがある。2 医学および薬学の領域において、こうしたリアルワールドデータの解析は、従来のランダム化比較試験では捉えきれない日常臨床下での有効性や安全性を評価する上で重要な役割を担っている。3

参考文献・出典

  1. 厚生労働省 医療情報データベース基盤整備事業: https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000193437.html ↩1 ↩2
  2. 国立国会図書館サーチ: https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I000000000-00 ↩1 ↩2
  3. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 医薬品医療機器情報提供ホームページ: https://www.pmda.go.jp/ ↩1 ↩2