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化学構造中に4つの環状構造を含む抗生物質の総称。
関連する用語
医薬品添加物のひとつ。制酸作用や抗潰瘍作用を持ち、制酸剤(酸中和剤)として使用される。一部の抗生物質(テトラサイクリン系、ニューキノロン系)の作用を弱める恐れがある。
テトラサイクリン系のひとつ。痤瘡に対してアダパレンとの併用が有効とされる。
テトラサイクリン系抗生物質のひとつ。商品名はミノマイシン。長時間の有効血中濃度が得られ、肺や胆道系への移行が良好であるが、尿中排泄は少ないことが特徴。浸透圧性脱髄症候群の早期に認められるミクログリアの炎症性サイトカイン発現を抑制することで脱髄を抑制することが報告されている。主な副作用として消化器症状や動揺感が報告されている。
クラミジア・トラコマチスによる性器への感染症。国内で最も多い性感染症。成人では性行為により感染するが、新生児には母親からの産道感染が起こる場合がある。女性の症状は子宮頚管炎のため帯下(おりもの)が増加し、子宮の中へ入り卵管炎を起こす。さらに不妊症や子宮外妊娠、骨盤腹膜炎などを起こす恐れがある。男性の症状は尿道炎による排尿時の痛みや精巣上体炎など。無症状の場合も多く、無自覚に他人に感染が広がる恐れがある。治療はテトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系などの抗生物質。
テトラサイクリン系の抗生物質。商品名はビブラマイシン。長時間血中で高い濃度が維持されるため、1日1回の投与で1日数回の投与を必要とする他のテトラサイクリン系の薬剤に匹敵する効果が得られる。サルコイドーシスの治療においてはミノサイクリンに比べて副作用による服薬中止率が低く有効率も高い傾向にあることが報告されている。
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