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目で見ることのできる範囲のこと。視界とも呼ばれる。
人間の視野は、左右それぞれ約100度。その中でも以下のように分類される。
関連する用語
視覚失認のひとつ。生物を含む物体を見ただけのときに、それが何であるかがわからない状態。触ったり音を聞いたりするとすぐに分かる。視力や視野などの要素的感覚、知能、注意、言語、物品についての知識(意味記憶)のいずれの障害によっても説明できない。部分的な形は分かるが、それを全体の形と関係付けることができない。模写はかなり正確にできるが、全体の見通しなく各部分をばらばらに写し取っていくので時間がかかる。統合型視覚失認の報告には右脳病変例は稀であり、左脳の機能の関与が示唆されている。タ…
視界の一部に起こる異常。閃光暗点とも呼ばれる。片頭痛の前兆として起こる。目の前で光が明滅してるように見える、視野の一部が欠けて見える、円形のギザギザしたものが現れるなどの視覚の異常が現れる。閃輝暗点が発生した後に片頭痛が起こることが多く、片頭痛の前兆と言える。しかし、片頭痛が起こる前に必ず閃輝暗点が起こるわけではない。注視点の片側に小さな視野の欠損部が現れ、それが次第に拡大して、片側の視野の広い部分に入った物体が見えなくなる。視野の欠損部(暗転)の辺縁がジグザグ状で輝いている…
脳下垂体または視床下部漏斗部に炎症が生じる疾患。自己免疫によって炎症による下垂体後葉の傷害が生じ、バゾプレシンの分泌不全による多尿や病変部の腫大による激しい頭痛や視野障害が起こる。自己抗原としてラブフィリン3Aが同定されている。
クロロキン(ヒドロキシクロロキン)の長期投与によって起こる副作用。眼底黄斑が障害され、網膜血管が細くなり視野が狭くなる。治療法は無く、服用を中止しても視覚障害が進行する。
キャサヌル森林病ウイルスによる感染症。4類感染症のひとつ。症状は突然の発熱、頭痛、筋肉痛、咳嗽、徐脈、脱水、低血圧、消化器症状、出血、腎不全、項部硬直、精神障害、視野障害など。約40%に出血性肺水腫が見られる。発症後1~2週で多くの患者は回復するが、10~20%は発症から3週間目に発熱、強い頭痛、視野欠損、精神障害が出現する。インド南西部が主な流行地で、年間400~500人が発症し、致死率は3~5%とされる。
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