黄色ブドウ球菌
皮膚や毛穴、鼻腔などに存在する常在菌のひとつ。グラム陽性の球菌。直径1μm。学名はスタフィロコッカス・アウレウス。アレニウスは「黄色い、黄金」を意味する。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
皮膚や毛穴、鼻腔などに存在する常在菌のひとつ。グラム陽性の球菌。直径1μm。学名はスタフィロコッカス・アウレウス。アレニウスは「黄色い、黄金」を意味する。
黄色ブドウ球菌α毒素とは、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) が産生する主要な病原性因子の一つであり、強力な細胞溶解作用を示す外毒素(ポアフォーミング毒素)である。
国に対して発生報告が義務付けられている感染症のグループのひとつ。
健康被害が大きく院内感染の原因菌の大部分を占める以下の6種の病原菌。抗菌薬から逃れる(escape)という意味を含む。
黄色ブドウ球菌のバイオフィルム形成を阻害する化合物。
メチシリン感受性黄色ブドウ球菌を参照。
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。IL-17を産生する。分化や増殖にはIL-23が必要。
黄色ブドウ球菌が産生する細胞溶解素のひとつ。単一の分子で構成される。
黄色ブドウ球菌が産生する細胞溶解素のひとつ。
ペニシリン系の抗生物質。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の判定に使用される。
活性酸素の過酸化水素(H2O2)を水と酸素に分解(不均化反応)する反応の触媒として働く酵素。ヘムタンパク質のひとつ。
細菌が持つ、血液を凝固させて菌体周囲にフィブリンの防御壁を作る酵素。黄色ブドウ球菌など一部のブドウ球菌が持つ病原因子。
16員環マクロライド系抗生物質のひとつ。
ブドウ球菌属とも呼ばれる。
スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus) 黄色ブドウ球菌を参照。
特定のTCRVβ鎖を持つT細胞を強く活性化し、エンドトキシンショックやある種の自己免疫疾患の原因となる抗原。
セファマイシン系の抗生物質のひとつ。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の判定に用いられる。
経口摂取するセフェム系抗生物質。有効成分であるセフカペンが単体では経口摂取では吸収されない問題を改善した。商品名はフロモックス。
セファロスポリン系のひとつ。緑膿菌および黄色ブドウ球菌にのみ強い抗菌活性を示す。商品名はタケスリンやチルマポア。
グリコペプチド系の抗生物質のひとつ。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌による敗血症、皮膚の感染症などに対して用いられる。
オキサゾリジノン系の抗菌薬。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌による感染症の治療薬。細菌のリボソームの50Sサブユニットに結合してタンパク質合成を阻害する。プロドラッグはテジゾリドリン酸エステル(商品名はシベクトロ)。
プロゲスチンのひとつ。黄色ブドウ球菌(MRSA)のバイオフィルム形成を阻害する。
黄色ブドウ球菌がカテーテルやペースメーカー、人工関節などの医療用デバイス表面でバイオフィルムを形成することで引き起こされる感染症。
グリコペプチド系抗生物質のひとつ。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌やペニシリン耐性肺炎球菌、クロストリジウム・ディフィシルによる感染症に対して使用される。
マカダミアナッツやアボカドなどに多く含まれる脂肪酸。パルミチン酸を構成する炭素鎖の9位-10位(Δ9)が二重結合になった一価不飽和脂肪酸。9-ヘキサデセン酸やパルミトオレイン酸とも呼ばれる。
ブドウ球菌属(スタフィロコッカス属)に属するグラム陽性の細菌。好気性菌
黄色ブドウ球菌が生成する溶血毒。
皮膚の常在菌のひとつ。プロピオニバクテリウム属の嫌気性グラム陽性菌。アクネ菌やアクネ桿菌、キューティバクテリウム・アクネスとも。
ペニシリンGに耐性を持つ黄色ブドウ球菌に効果を上げた抗生物質。ペニシリンの一部の置換基が変換された構造を持つ。
セファゾリンを含む多くの抗菌薬に感受性を⽰す黄色ブドウ球菌。
メチシリンに耐性を持つ黄色ブドウ球菌。これによる感染症をメチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症と呼ぶ。
抗生物質のメチシリンに耐性を持った黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染症。
オキサゾリジノン系抗菌薬。バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対して使用される。商品名はザイボックス。
黄色ブドウ球菌が産生する細胞溶解素。白血球を崩壊させるタンパク質。
黄色ブドウ球菌などの細菌が脊椎に感染して、脊椎に炎症や化膿が起こる症状。
かつては院内感染が主であったMRSA (病院型MRSA)とは別種の、広く感染する強い毒性のあるMRSA。CA-MRSAとも表記される。
身体のある部位に常に存在する細菌。常在細菌。
抗菌薬の投与によって腸内細菌叢が変化することで引き起こされる下痢の総称。
感染症によって生じる全身の炎症とそれに付随する様々な症状の総称。セプシスとも。
細胞溶解素の一種。赤血球に作用して溶血を引き起こす毒素。溶血素やへモリジンとも。
皮膚に存在している常在菌群。
細菌が産生し種々の細胞に傷害を与える毒素。細胞溶解毒素とも。
細菌の感染が原因となる肺炎。原因となる細菌には肺炎球菌(主にストレプトコッカス・ニューモニエ)、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリス、肺炎桿菌などがある。世界中で毎年100万人以上が死亡する。
標的となる細胞の細胞膜へと結合した後、オリゴマー化し、その細胞膜を傷害して細胞死を誘導する毒素。膜孔形成タンパク質とも。
皮膚の常在細菌のひとつ。脇や頭皮、鼻腔に多く生息する。コアグラーゼ陰性ブドウ球菌のひとつ。
黄色ブドウ球菌による肺炎や皮膚膿瘍を繰り返し、同時に重症のアトピー症状(アトピー性皮膚炎、血中IgE高値)を示す原発性免疫不全症。原因遺伝子としてSTAT3ならびにTYK2が報告されている。