HEALTH WORDS / 用語解説
Ⅷ型コラーゲン
Type VIII collagen
Ⅷ型コラーゲンとは、主として血管の内皮細胞や角膜のDescemet膜などの基底膜様組織に存在する非線維性コラーゲンである。1 2
コラーゲンファミリーの一つであるⅧ型コラーゲンは、三量体の分子構造を持ち、細胞外マトリックスの構築や組織の構造維持に関与している。1 2
本タンパク質は、主に内皮細胞や平滑筋細胞などの間葉系細胞によって産生され、血管壁の伸展性や血管新生の調節において重要な役割を果たしていることが知られている。1 2
また、眼の構造においては角膜の後弾性層であるDescemet膜の主要な構成成分であり、角膜の透明性や形態の維持に深く関わっている。1 2
生化学的特性として、Ⅷ型コラーゲンは短いトリプルヘリックス領域と大きな非コラーゲン性ドメインを有しており、これが分子同士の自己集合や他の細胞外マトリックス成分との相互作用を可能にしている。1 2
病態生理学的な観点からは、動脈硬化などの血管病変において平滑筋細胞の遊走や増殖に伴いその発現が変動することが報告されており、組織のリモデリングとの関連性が注目されている。1 2