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HEALTH WORDS / 用語解説

血管

blood vessel

身体の中で血液を循環させるための管状の組織。

心臓から体内の各組織に血液を運ぶ血管を動脈、逆に各組織から心臓に血液を運ぶ血管を静脈と呼ぶ。各組織の末端で、栄養・酸素などの物質交換や動脈と静脈を連結する働きをする微細な血管を毛細血管と呼ぶ。1

動脈の壁は血流と血圧に耐えられるよう厚く、弾力があり、内圧が減っても丸い形が保てるようになっている。これに対し、静脈の壁は薄く柔らかい

多くの血管は血管壁と呼ばれる三層構造を取る。血管の内側は内皮細胞(血管内皮細胞)で覆われている。内皮細胞は抗血栓活性を持ち、傷がついたりしていない正常な状態には血栓ができないようになっている。

これは、以下のような複数の作用によって成り立つ。2

  1. PGI2、一酸化窒素、ADPaseなどによる血小板活性化の抑制
  2. 内皮細胞上のヘパラン様分子へのアンチトロンビンⅢとTFPIの結合と活性化
  3. トロンボモジュリンとプロテインC、プロテインS経路による凝固の制御
  4. 内皮細胞で合成されたプラスミノゲン活性化酵素による線溶賦活

血管を取り囲む筋肉は平滑筋。

参考文献・出典

  1. 神戸大学附属図書館 デジタルアーカイブ 【 学内研究成果 】006脈管系: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/products/jintai1/T006.pdf ↩
  2. 第42回 河口湖心臓討論会 血管内皮細胞障害と血栓 丸山征郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/41/2/41_204/_pdf ↩