HEALTH WORDS / 用語解説
グリコカリックス
glycocalyx
血管内皮細胞の内膜面に存在する、0.5〜3μmの糖鎖の層。糖タンパク質やグルコサミノグリカン、プロテオグリカンによって構成される。物質の選択的透過や濃度調節、物理的刺激の伝達経路などの役割を持つ。1
グリコカリックスの構成要素であるポリシアル酸は脳由来神経栄養因子と結合し、細胞表面におけるその局所的濃度を調節する。
炎症によって放出されたサイトカインやプロテアーゼがグリコカリックスを破壊することで、赤血球が血管内皮細胞へ接着しやすくなり、血管内皮細胞間隙の血管透過性が亢進し、全身の炎症につながるとされる。2
参考文献・出典
- KAKEN — 研究課題をさがす | 内皮グリコカリックスの障害および麻酔薬による保護作用の検討 (KAKENHI-PROJECT-25462444): https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-25462444/25462444seika.pdf ↩
- KAKEN — 研究課題をさがす | 侵襲時におけるヒドロキシエチルデンプン製剤の血管内皮糖鎖構造の保護効果 (KAKENHI-PROJECT-24592365): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24592365/ ↩