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HEALTH WORDS / 用語解説

糖タンパク質

glycoprotein

糖と結合したタンパク質。タンパク質に比較的短い糖鎖がついたもの。1

細胞の表面や細胞外に分泌されるタンパク質は、ほとんどがこの糖タンパク質の形をしています。例えば性ホルモンのひとつである黄体形成ホルモンや、ヒトの唾液や胃液、腸液などの粘液の成分であるムチンも、糖タンパク質のひとつです。2

体内でタンパク質に糖を結合させる翻訳後修飾である糖鎖修飾によってできる。

タンパク質の約半数がこの翻訳後修飾を受けており、これによってタンパク質に結合する糖鎖はそのタンパク質の性質、細胞の増殖、分化、細胞間の情報伝達、がん化などの現象に関与していることが知られている。34

糖鎖はタンパク質部分の働きを決める重要な役割があり、血中半減期の決定に関与する。糖鎖は細胞の表面を覆って細胞同士のコミュニケーションを司るとともに、ウイルスが感染する際の標的ともなる。5

糖鎖で修飾されるタンパク質のアミノ酸配列の中に、糖鎖部分の構造を規定する配列があることが報告されている。

参考文献・出典

  1. 弘前大学 医学部 泌尿器科 畠山真吾 糖鎖の基礎知識: http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~uro/html/Research-Publications/Glyco_info_Hatakeyama.pdf ↩
  2. 末梢神経損傷によって未熟化した神経膠細胞(グリア細胞)が 難治性慢性疼痛を起こす脳内回路を作る − 難治性慢性疼痛の予防・治療に期待 − - 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/release/2016/04/post_318.html ↩
  3. 糖タンパク質合成 | 蛋白質有機化学研究室: http://www.protein.osaka-u.ac.jp/organic/res_cont/glycoprotein.html ↩
  4. 糖鎖の生命分子科学 | 分子科学研究所: https://www.ims.ac.jp/public/vanguard/research-63.html ↩
  5. 共同発表:たんぱく質分子の中に組み込まれた糖鎖修飾の制御コードを発見~バイオ医薬品の開発にも貢献~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220713/index.html ↩