HEALTH WORDS / 用語解説
サンソウニン
Suanzaoren
サンソウニンとは、クロウメモドキ科の植物であるサネブカツチグリ(Ziziphus jujuba var. spinosa)の種子を基原とする生薬である。1 古来より伝統医学において生薬として用いられており、我が国の薬局方にも収載されている医薬品の原料の一つである。1
サンソウニンは、主に心身の疲労や精神不安、不眠症などの症状に対する改善を目的とした漢方処方に配合されることが多い。2 代表的な漢方処方としては、精神安定や睡眠の質の改善に用いられる酸棗仁湯などが挙げられる。3 酸棗仁湯は、虚弱体質で心身が消耗し、夜間に目が冴えて眠れない患者などに処方されることが特徴である。3
薬理学的な研究においても、サンソウニンには中枢神経系に対する作用があることが示唆されており、睡眠や覚醒の調節に関与する成分が含まれていると考えられている。1 このように、サンソウニンは現代医学および伝統医学の双方において、睡眠障害や神経症の領域で重要な役割を持つ生薬として位置づけられている。2
参考文献・出典
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構: https://www.pmda.go.jp/files/000219808.pdf ↩1 ↩2 ↩3
- 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000489955.pdf ↩1 ↩2
- 厚生労働省: https://Www.mhlw.go.jp/content/11120000/000489955.pdf ↩1 ↩2