HEALTH WORDS / 用語解説
ジヒドロキニン
Dihydroquinine
ジヒドロキニンとは、キナ樹皮に含まれるアルカロイドの一種であり、キニンの水素化物である。1
キナ植物から抽出されるシンコナアルカロイドのグループに属し、化学構造的にはキニンのビニル基がエチル基に還元されたものである。2
医薬品化学や有機合成化学の分野において、ジヒドロキニンは様々な化学反応の触媒、特に不斉合成におけるキラルな配位子としての重要な前駆体や構成要素として利用されてきた歴史がある。3
また、キニンやキニジンなどの関連化合物と同様に、抗マラリア薬理作用や不整脈治療に関連する薬理学的特性を持つことが知られており、古くから生物学的活性に関する研究対象となってきた。4