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HEALTH WORDS / 用語解説

セレノリン酸合成酵素2

Selenophosphate synthetase 2

セレノリン酸合成酵素2とは、生体内においてセレンの活性供与体であるセレノリン酸の生合成を触媒する酵素の一つである。1

ヒトを含む真核生物において、セレノリン酸合成酵素はセレンを特異的に取り込んだタンパク質であるセロプロテインの生合成に必須の役割を担っている。2

本酵素は、ATPを加水分解しながらセレン酸または亜セレン酸をリン酸化し、高エネルギー化合物であるセレノリン酸を生成する反応を仲介する。3

生成されたセレノリン酸は、セロシステイン(Sec)がtRNA上で直接生合成される際のセレン供与体として利用されるため、遺伝暗号の解読や翻訳の過程において極めて重要な位置を占める。4

遺伝子レベルでは、ヒトのセレノリン酸合成酵素2をコードする遺伝子は様々な組織で発現しており、細胞内の抗酸化作用やレドックス制御に関与する多様なセロプロテインの維持に寄与している。2

生物学的および医学的研究においては、本酵素の機能異常や変異が、セレン代謝の破綻を介して疾患の発症や細胞機能の低下に影響を与える可能性が指摘されている。1

参考文献・出典

  1. KEGG GENOME: https://www.kegg.jp/entry/hsa:23038 ↩1 ↩2
  2. 遺伝子情報データベース - NCBI: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/23038 ↩1 ↩2
  3. KEGG PATHWAY: https://www.kegg.jp/dbget-bin/www_bget?hsa23038 ↩
  4. NCBI Gene: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/23038 ↩