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HEALTH WORDS / 用語解説

プライム株

Prime strain

プライム株とは、主にウイルス学やワクチン開発などの分野において、免疫応答を誘導するための基礎となる株、あるいは特定の変異株に対して最適化されたワクチンや抗体製剤を作製する際の基準となる親株を指す用語である12。

感染症の予防や治療に関する研究において、病原体の遺伝子配列や抗原性の特徴を把握することは極めて重要である2。 プライム株は、そのような流行株の解析や免疫学的評価を行う際の基準ウイルス株または基準株として位置づけられることが多い1。 例えば、インフルエンザウイルスやSARS-CoV-2などの変異しやすいウイルスに対してワクチンを設計する場合、どの株を免疫誘導の土台とするかが有効性を左右する基本要素となる2。

医薬品開発の文脈では、プライマリーな抗原提示を効率よく引き起こすための免疫原として選定された株を意味する場合もある1。 生体が初めて遭遇する抗原情報を提供し、メモリー細胞を形成させるための初期免疫(プライミング)を成功させるために、適切な構造を持つ株が選ばれる2。 これにより、その後のブースター接種や変異株に対する交差免疫の誘導においても重要な役割を果たすことになると考えられている1。

参考文献・出典

  1. 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210287_00004.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
  2. 国立感染症研究所: https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2229-idsc/2910-sr3531.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4