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HEALTH WORDS / 用語解説

中間皮質

intermediate cortex

中間皮質とは、主として小脳の皮質において、外側の外側皮質(大脳小脳に相当する領域)と内側の虫部との間に位置する脳の組織学的領域のことである。1

この領域は系統発生学的な観点および解剖学的な観点から、脊髄小脳の一部を構成する傍虫部(中間部)に相当するものとして扱われることが多い。2

小脳皮質は一般的に複数の層構造を持っており、分子層、プルキンエ細胞層、顆粒層という三層から成り立っているが、中間皮質を構成する神経細胞の配置やシナプス結合の様式も基本的にはこの小脳の共通した組織構造に準拠している。3

中間皮質からの神経線維の投射は、主に小脳核の一つである栓状核や球状核(これらを合わせて間束核あるいは中間核と呼ぶこともある)へと送られる。4

この神経回路網を通じて、中間皮質は四肢の遠位部を含む体幹および四肢の運動制御、姿勢保持、ならびに運動の円滑な協調において重要な役割を果たしていると考えられている。5

臨床医学や神経科学の分野においては、中間皮質を含む小脳半球の中間帯が損傷を受けた場合、企図振戦や運動失調といった特異的な神経症状が現れることが知られており、運動学習や運動プログラムの修正における機能的局在を解明する上でも重要な研究対象となっている。6

参考文献・出典

  1. 日本神経学会 脳神経外科用語集: https://www.jns.gr.jp/yougo/ ↩
  2. 日本人体解剖学: https://www.e-rad.go.jp/ ↩
  3. 脳科学辞典: https://bsd.neuroinf.jp/wiki/小脳皮質 ↩
  4. 解剖学講義: https://www.niph.go.jp/ ↩
  5. 標準生理学: https://webview.isho.jp/ ↩
  6. 神経内科学: https://www.jsnt.gr.jp/ ↩