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HEALTH WORDS / 用語解説

シナプス

synapse

このページの目次
  1. シナプスの分類
  2. 働きによる分類
  3. 場所による分類

ある神経細胞の軸索と別の神経細胞との間にできる連結部分。主に樹状突起スパイン上に形成される。刺激によってその数は増減する。

情報を発する神経細胞(シナプス前細胞)の軸索の終端(シナプス前終末、プレシナプス)と、その終端から送られる神経伝達物質を受け取る他の神経細胞(シナプス前細胞)の一部(シナプス後膜、ポストシナプス)との繋ぎ目。1

シナプス前細胞とシナプス後細胞の間の20nm程度の隙間をシナプス間隙と呼ぶ。シナプスでは活動電位による情報伝達ができないので、神経伝達物質を放出する。

神経細胞同士の情報の伝達は、電気信号(活動電位)として軸索を通った後、 シナプスで化学信号(神経伝達物質)に置き換えられることで行われていく。この時、電気信号から化学信号に置き換えられる理由として、シナプスとニューロンの間にわずかな隙間があることが挙げられる。(この隙間をシナプス間隙と呼ぶ)2

1個の神経細胞が別の1個の神経細胞に複数のシナプスで結合すると、情報伝達効率が向上して強い記憶となる。3

シナプスにおける情報信号の伝達方法には以下の三種類が確認されている。4

  • 化学物質の放出により信号を伝える化学伝達
  • 電気信号による電気伝達
  • スパイン増大と圧感覚を介した力学的伝達

シナプスの分類

働きによる分類

場所による分類

軸索の終端が、他の神経細胞のどの部分とシナプスを作るかによって、以下のように分類される。

シナプスによる神経細胞同士の結びつきが強くなることによって記憶となる。

1973年に、ウサギの海馬の神経細胞に、繰り返して電気刺激を与えると、シナプスの信号伝達効率が向上して、その後は刺激を与えなくても、伝達効率が落ちなくなることが確認され、この現象をLTP(Long-term potentiation)長期増強といい、これが現在の記憶のメカニズムとされています。5

参考文献・出典

  1. 脳神経機能を制御する新しい蛋白質を発見 図1 シナプスの構造と機能: https://www.jst.go.jp/pr/info/info341/zu1.html ↩
  2. 玉川大学 学習・記憶システム研究室 興奮の伝達とシナプス後電位: http://www.tamagawa.ac.jp/teachers/aihara/dentatsu.html ↩
  3. ブックマン社 藤野武彦 馬渡志郎 片渕俊彦 認知症はもう不治の病ではない! 脳内プラズマローゲンが神経細胞を申請する(2015/10/10) ↩
  4. 共同発表:脳は記憶を力で刻む~シナプスの力と圧感覚による新しい伝達様式の発見~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20211125/index.html ↩
  5. 了徳寺大学 記憶力向上に対するストレスフリー療法による治療技術を開発【ストレスフリー療法研究会】: http://www.ryotokuji-u.ac.jp/stressfree/?p=374 ↩