HEALTH WORDS / 用語解説
基底果粒細胞
Basal granular cell
基底果粒細胞とは、消化管などの上皮組織の基底層に存在し、ホルモンなどの生理活性物質を産生・分泌する内分泌細胞の一種である。1
基底果粒細胞は、消化管の粘膜上皮における基底膜寄りに位置しており、細胞質内に特徴的な分泌顆粒(果粒)を多数有している。2
これらの果粒の内部には、アミンや各種のペプチドホルモンなどの生体物質が蓄積されており、刺激に応じてエキソサイトーシスにより血中や組織液中へと放出される。3
消化管に分布する基底果粒細胞は、消化管ホルモンを分泌することから消化管内分泌細胞あるいは内分泌系の一部としても位置づけられており、消化・吸収機能の調節や胃酸分泌のコントロールにおいて中心的な役割を担っている。4
また、周囲の神経終末や上皮細胞と密接な連絡をとりながら、栄養素の化学的な感知や生体防御応答などの多様な生理作用を制御している。5
参考文献・出典
- 日本組織細胞学会: https://www.nsh.nara-med-u.ac.jp/glossary/glossary.html ↩
- 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/ ↩
- 国立国会図書館サーチ: https://iss.ndl.go.jp/ ↩
- J-STAGE: https://www.jstage.jst.go.jp/ ↩
- PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/ ↩