HEALTH WORDS / 用語解説
小型遠心機
Microcentrifuge
小型遠心機とは、マイクロチューブなどの小容量容器を高速で回転させ、遠心力を利用して懸濁液などの成分を沈殿・分離するための実験機器である。1
遠心機の一種であり、特に分子生物学や生化学の分野において、DNAやRNAの抽出、蛋白質の精製、細胞の集菌など、日々の実験操作において不可欠な基本機器として広く利用されている。2
一般的にローターの回転数や遠心加速度(RCF)が高く設定されており、数千から数万回転(rpm)の高速回転を行うことができる。3
本体サイズがコンパクトに設計されているため、実験室のベンチ上における省スペース化を実現し、クリーンベンチ内やドラフトチャンバー内といった限られた空間での作業にも適している。4
機種によっては冷却機能を備えた冷蔵・冷凍型の小型遠心機もあり、温度変化に敏感な生体試料や酵素などの失活を防ぎながら遠心分離を行うことが可能である。5
また、安全対策として、運転中における蓋の開放を防止するインターロック機構や、ローターの不均衡を検知する不平衡検出機能などが搭載されていることが多い。6
参考文献・出典
- 生物学実験機器: https://www.nibb.ac.jp/instrument/equipment/centrifuge.html ↩
- 製品紹介 マイクロ遠心機: https://www.labworld-online.jp/products/microcentrifuge ↩
- ライフサイエンス機器総合カタログ: https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/life-science/lab-equipment/centrifuges-microcentrifuges.html ↩
- 実験室用小型機器ガイド: https://jp.vwr.com/store/category/microcentrifuges/2148197 ↩
- 冷却式マイクロ遠心機仕様書: https://www.hitachi-hightech.com/hhs/products/lab/centrifuges/micro/ ↩
- 遠心機安全基準JIS: https://kikakurui.com/b/B8330-2010-1.html ↩