HEALTH WORDS / 用語解説
左脚
Left bundle branch
左脚とは、心臓の刺激伝導系において房室結節からヒス束を経て分岐した左脚ブロック|脚のうち、心室の左心室側へ電気信号を伝達する神経線維群の一部である。1
左脚はヒス束から分岐した後に心室間中隔の左心室側皮膜直下を下行し、前枝と後枝の主要な枝に分かれてプルキンエ繊維へと電気的興奮を伝い、心筋全体を収縮させる役割を担う。2
この左脚を通る電気生理学的な興奮の伝播により、左心室全体の協調的な収縮がもたらされ、全身への効率的な血液拍出が可能となる。3
心電図上では、左脚を経由する電気的な興奮伝導の異常や遅延が生じた場合、QRS波の波形が幅広くなり特異的な異常所見を呈することが知られている。4
参考文献・出典
- MSDマニュアル プロフェッショナル版: https://www.msdmanuals.com/tic/home ↩
- 慶應義塾大学医学部 循環器内科: https://www.kjm.keio.ac.jp/past/ ↩
- 国立循環器病研究センター: https://www.ncvc.go.jp/hospital/section/se/ ↩
- 日本循環器学会: https://www.j-circ.or.jp/old/guideline/pdf/JCS2018_shimizu_h.pdf ↩