HEALTH WORDS / 用語解説
抑肝散加陳皮半夏
Yokukansankachinpihange
抑肝散加陳皮半夏とは、伝統医学における漢方処方の一つであり、抑肝散に陳皮と半夏を加えた方剤である。1
構成生薬として、釣藤鈎、柴胡、当帰、川芎、白朮、茯苓、甘草、人参または党参に加えて、陳皮および半夏が配合されている。1
本剤は、体力中等度をめやすとして、神経症、不眠症、小児の夜泣き、小児かんのむし、更年期障害、血の道症などの症状に用いられる。1
また、認知症に伴う周辺症状である精神神経症状に対しても、臨床現場で応用されることがある。2
基本処方である抑肝散と比較して、陳皮と半夏が追加されていることにより、消化器系への配慮がなされている点が特徴である。1
これらの生薬は、胃腸虚弱傾向にある患者や、消化管症状を伴う病態に対して効能を発揮すると考えられている。2
副作用としては、発疹、発赤、かゆみなどの過敏症や、長期服用に伴う偽アルドステロン症、ミオパチーなどが現れることがあるため、経過観察を行う必要がある。1
参考文献・出典
- 医療用医薬品 : 抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒(ツムラ): https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/5200105D1032_2_02/ ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
- 日本東洋医学会 雑誌 : 認知症に対する漢方治療の実際: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/61/4/61_4_385/_pdf ↩1 ↩2