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HEALTH WORDS / 用語解説

機能蛋白

Functional protein

機能蛋白とは、生体内において構造的な役割のみならず、触媒作用、輸送、調節、防御などの具体的な生理機能を担う蛋白質の総称である。1

蛋白質はアミノ酸がペプチド結合によって鎖状に重合した高分子化合物であり、その一次配列に基づいて特定の立体構造を形成することで多様な特性を発揮する。2

機能蛋白の代表例として挙げられるのが酵素である。1

酵素は生体内でおこる多様な化学反応において触媒として働き、反応の活性化エネルギーを低下させることで、生体維持に必要な速度で代謝経路を進行させる極めて重要な役割を果たしている。2

また、生体の防御機構に関与する抗体も機能蛋白の一つであり、特定の抗原を特異的に認識して結合することで、ウイルスや細菌などの外敵から体を守る生体防御の要として機能している。1

さらに、血中に存在して酸素を末梢組織へと運搬するヘモグロビンのような輸送蛋白や、細胞の増殖・分化・代謝などを調節するホルモンや受容体などの情報伝達物質も機能蛋白に含まれる。2

これらの機能蛋白は、細胞内の遺伝子情報に基づいてリボソームで翻訳された後、適切な折りたたみ構造(フォールディング)を経て活性を持つようになる。1

構造が損なわれたり変異が生じたりすると、正常な機能を発揮できなくなり、様々な疾患の原因となることがあるため、分子生物学や医学の分野において網羅的な解析や構造解析が盛んに行われている。2

参考文献・出典

  1. 生命科学DบB: https://lifesciencedb.jp/dbsearch/literature/publication/14605051 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
  2. 国立情報学研究所 学術成果情報リポジトリ: https://nii.repo.nii.ac.jp/record/2000219/files/KJ00004183884.pdf ↩1 ↩2 ↩3 ↩4