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HEALTH WORDS / 用語解説

清肺湯

Seihaito

清肺湯とは、中国の医学書である『万病回春』に収載されている漢方薬の一つであり、主に呼吸器症状の改善を目的として用いられる方剤である。1

本方は生薬の組み合わせによって構成されており、黄連解毒湯や四物湯などの構成生薬を含みつつ、咳嗽や去痰作用を期待して臨床現場や一般用医薬品として活用されている。1

厚生労働省が定める一般用漢方製剤承認基準によると、効能・効果としては、体力中等度で、炎症性呼吸器疾患や気管支炎などにおいて、痰が多くて切れにくいもの、あるいは咳嗽が続くものの症状緩和に適しているとされる。1

薬理学的あるいは臨床医学的な研究においては、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や塵肺などの呼吸器疾患モデル、あるいは大気汚染物質や喫煙などに起因する気道への生体反応に対する有効性や作用機序について、国内外の学術雑誌等で医学的研究が行われている。2

構成される生薬としては、黄芩、桔梗、杏仁、山梔子、大棗、竹茹、陳皮、当帰、麦門冬、茯苓、甘草、五味子、生姜、天門冬、桑白皮などが挙げられ、これらが複雑に協調して粘液分泌の調整や抗炎症作用を発揮すると考えられている。2

漢方医学の弁証論治においては、肺の陰虚や熱毒、燥邪などの病態に対して清熱・潤肺・化痰の効能を発揮するものと位置づけられており、現代医学的な呼吸器疾患の治療補助としても広く認識されている。1

参考文献・出典

  1. 一般用漢方製剤承認基準について: https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00l69376&dataType=1&pageNo=1 ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
  2. PMDA 添付文書検索: https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/5200049D1029_1_02/ ↩1 ↩2