HEALTH WORDS / 用語解説
神経調節性失神
Neurally mediated syncope
神経調節性失神とは、自律神経系の反射の異常によって、急激な血圧低下や心拍数の減少が生じ、脳への血流が一時的に不十分となることで一過性の意識消失を引き起こす疾患である。1 失神の原因としては最も一般的なものであり、反射性失神とも呼ばれる。2 多くの場合、良性の経過をたどるが、転倒による外傷のリスクを伴う。3
この病態は、交感神経活動の突然の低下と副交感神経(迷走神経)活動の亢進が複合的に作用して発生する。2 結果として血管拡張による末梢血管抵抗の低下や、心静止を含む徐脈が引き起こされ、全身の血圧が維持できなくなる。3
神経調節性失神にはいくつかの臨床的な病型が存在する。2 代表的なものとして、血管迷走神経性失神、状況性失神、および頸動脈洞症候群が挙げられる。2
血管迷走神経性失神は、長時間の立位保持、疼痛、恐怖、精神的ストレス、あるいは血液を見ることで誘発されることが多い。((MSDマニュアル プロフェッショナル版: https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%8
参考文献・出典
- MSDマニュアル プロフェッショナル版: https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%B3/04-%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%B3%BB%E7%96%BE%E6%82%A3/%E4%B8%8F%E7%9C%81-%E6%B0%97%E4%BB%97/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E8%AA%BF%E8%AF%82%E6%80%A7%E5%A4%B1%E7%A5%9E ↩
- MSDマニュアル プロフェッショナル版: https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%B3/04-%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%B3%BB%E7%96%BE%E6%82%A3/%E4%B8%8F%E7%9C%81-%E6%B0%97%E4%BB%97/%E7%A5%9E%E8%AA%BF%E8%AF%82%E6%80%A7%E5%A4%B1%E7%A5%9E ↩1 ↩2 ↩3 ↩4
- 日本循環器学会/日本不整脈心電学会: https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2012_kikuzawa_h.pdf ↩1 ↩2