HEALTH WORDS / 用語解説
第六頚椎
Sixth cervical vertebra
第六頚椎とは、人間の頭蓋骨を支える頸椎を構成する7個の骨のうち、上から6番目に位置する椎骨である。1
第六頚椎は典型的な頸椎としての一般的な解剖学的特徴に加え、この椎骨特有の重要な構造物を持つ骨である。1
頸椎の下部に位置することから、上位の頸椎と同様に椎骨動脈や神経根の走行において重要な解剖学的部位となっている。2
第六頚椎の横突起の前面には、特徴的な突起である頚椎#横突起|頚動脈結節(Chassaignac結節)と呼ばれる結節が存在する。1
この頚動脈結節は、総頚動脈を圧迫して脈拍を触知したり出血を一時的に止めたりする際の、臨床医学における重要な体表解剖上の目印として利用される。2
また、第六頚椎の横突孔を通過する椎骨動脈は、脳への血液供給を担う主要な血管であり、この椎骨の構造は循環器系の経路としても極めて重要である。1
臨床医学や整形外科の領域において、第六頚椎はC6と略して表記されることが多く、神経学的な検査や脊椎疾患の診断における重要な基準点となる。2
例えば、第六頚椎レベルの神経根が障害されると、上肢の感覚障害や筋力低下を引き起こし、特に上腕二頭筋反射の減弱や消失が認められることがある。2