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HEALTH WORDS / 用語解説

鯨髭(くじらひげ)

くじらひげ

鯨髭とは、ヒゲクジラ亜目に属するクジラの上顎の歯槽から生じる、ケラチンを主成分とする板状の角質器官である。1

ヒゲクジラ類の口蓋部には、左右の歯肉からそれぞれ数百度から千数百枚もの鯨髭板が並んで垂れ下がっている。2

鯨髭は哺乳類の毛髪や爪、爬虫類の鱗などと同様に、硬蛋白質であるケラチンによって構成されており、高い弾力性と強度を持つ組織である。1

その構造は外側の硬い皮質と内側の柔らかい髄質からなり、摩耗することによって先端がブラシ状の繊維にほぐれる性質を持っている。1

生物学的な機能としては、濾過摂餌を行うための器官として極めて重要な役割を果たしている。1

ヒゲクジラ類は大量の海水とともにプランクトンや小型の甲殻類、小魚を口内に取り込み、舌で海水を押し出す際に、この鯨髭の毛状の繊維によって海水だけを体外へ排出し、餌生物のみを口腔内に残して摂食する。1

参考文献・出典

  1. 国立国会図書館インターネット資料収集事業: https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11613149/www.env.go.jp/nature/kishu/hoken/data/mammal/07_02.html ↩1 ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
  2. 国立国会図書館インターネット資料収集事業: https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11613149/www.env.go.jp/nature/kishu/hoken/date/mammal/07_02.html ↩