HEALTH WORDS / 用語解説
C-マンノシル化
C-mannosylation
C-マンノシル化とは、タンパク質のアミノ酸残基に対して糖鎖であるマンノースが炭素-炭素結合を介して直接共有結合する、特殊な翻訳後修飾の1つである1。
一般的なN-結合型糖鎖修飾やO-結合型糖鎖修飾とは異なり、糖の異頭炭素がアミノ酸の側鎖と直接結びつくのが大きな特徴であり、特にトリプトファン残基が標的となることが多い2。
この翻訳後修飾は、分泌タンパク質や細胞外マトリックスタンパク質などに含まれるトロンボスポンジン型リピートなどの特定のドメイン構造において見出されている1。
C-マンノシル化反応を触媒する酵素としてはC-マンノシル転移酵素が知られており、糖供与体としてドリコールリン酸マンノースを利用してトリプトファン残基のインドール環の特定の炭素原子を修飾する3。
従来、C-マンノシル化は発見が比較的遅かった翻訳後修飾の1つであるが、質量分析技術の進歩や専用の抗体を用いた解析により、多くのタンパク質においてその存在と生理学的重要性が明らかにされつつある3。
この糖鎖修飾はタンパク質の立体構造の安定化や、分子間相互作用、さらには小胞体からの分泌効率の制御などに関与していると考えられている1。