HEALTH WORDS / 用語解説
C2ドメイン
C2 domain
C2ドメインとは、タンパク質においてカルシウムイオン依存的または非依存的にリン脂質や他のタンパク質と結合する役割を持つ、約120アミノ酸残基からなる構造ドメインである。1
C2ドメインは、プロテインキナーゼC(PKC)のカルボキシ末端近傍に見出された相同領域として最初に見出され、その後シナプス小胞のエキサイトーシスやシグナル伝達に関与する多様な細胞質タンパク質において同定されている。1
このドメインは一般に、逆平行ベータシートからなるサンドイッチ構造をとり、そのループ部分がカルシウムイオンの配位結合サイトを形成して生体膜上のリン脂質との親和性を調節する。2
多くの細胞内において、C2ドメインを持つタンパク質は細胞膜への移行や小胞輸送、膜融合プロセスの制御において極めて重要な役割を果たしており、神経伝達物質の放出機構などにも深く関わっている。1
参考文献・出典
- InterPro: https://www.ebi.ac.uk/interpro/entry/InterPro/IPR000008/ ↩1 ↩2 ↩3
- Proteopedia: https://proteopedia.org/wiki/index.php/C2_domain ↩